これでもくらえ、くそったれ

愛を語る場所だよ。

2019年に見た映画ベスト10

2019年に劇場で見た(ネトフリ映画限定映画も含む)映画の中からベスト10を決めました。

 

見た映画は以下の通りです。

クリード 炎の宿敵
ミスター・ガラス
劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉
アクアマン
アリータ:バトル・エンジェル
キャプテン・マーベル
映画 プリキュアラクルユニバース
バンブルビー
ハロウィン
ハンターキラー 潜航せよ
ファイナル・スコア
アベンジャーズ/エンドゲーム
名探偵ピカチュウ
プロメア
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
スノー・ロワイヤル
メン・イン・ブラック:インターナショナル
チャイルド・プレイ
ワイルド・スピードスーパーコンボ
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ジョン・ウィック:パラベラム
ジョーカー
映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
ターミネーター:ニュー・フェイト
アイリッシュマン(ネットフリックス)
エンド・オブ・ステイツ
ドクター・スリープ
Playing with Fire
アンダーグラウンド(ネットフリックス)
以上の計30作品。

それでは10位から行きましょう。

10位 ハンターキラー 潜航せよ
今年一番お得な映画だったと思います。豪胆を具現化したような男ジェラルド・バトラーを主役に据え、さらにゲイリー・オールドマンの怒号が響く作品。これで面白くないはずがありません。快作でした。開始数分で潜水艦が爆発、何が何やら分からないところで「士官学校卒では無い現場叩き上げ」のジェラルド・バトラーが艦長に任命。現場を知る〝頼れる男〟感に否が応でも胸が躍ります。そこに政府要人であるゲイリー・オールドマンが「戦争じゃい!」と声を荒げます。〝ゲイリー・オールドマンが叫ぶ映画にハズレ無し〟とは僕が勝手に思っている格言なのですが、この時点で本作の勝利を確信しました。更に本作は潜水艦シーンに終始すること無く、地上での救出戦も展開。潜入、爆発、銃撃戦と、それだけで1本の映画が作れるような密度。何だか得した気分になりました。物語も「軍法会議モノの違反行為にも関わらず、(仮想)敵国の艦長を救う」「戦争回避のために敵国の大統領を救出する」という激熱な内容。さらにジェラルド・バトラーのみならず、ロシア艦長、ロシア大統領、ロシア大統領シークレットサービスアメリカ特殊部隊隊長、そしてNSA職員と主要人物が漢気を発揮、まさに漢気の見本市のような展開が最高でした。ラストも爽快で思わずガッツポーズ。ロシア人同士の会話が英語なので、僕は頭の中で架空戦記物として処理しました。実際、この内容で架空戦記物として描いてもめちゃめちゃ面白いと思います。 最高!

 

9位 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
想い出映画枠その1。娘と観た映画は必然的に評価が上がりやすいのですが、本作はそれを抜きにしても面白く印象的な作品でした。本作については過去の記事をご参照ください。

ykymf.hatenablog.com

 

8位 映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて
想い出映画枠その2。娘と観た映画は必然的に評価が上がりやすいのですが、本作はそれを抜きにしても美しく感動的な作品でした。本作については過去の記事をご参照ください。

ykymf.hatenablog.com

 

7位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
実際の事件を元に「もしも」な物語を展開しており、本作と同様なアプローチで日本も過去の胸糞悪い事件をモチーフにして作って欲しいと思える魅力があると思いました。同じカルト教団をモチーフにするならオウム真理教の弁護士一家事件とか。難しいと思いますが、過去の陰惨な事件を風化させないために、必要なのではないでしょうか。まぁタランティーノの場合、そんな真摯な姿勢で描いたのか不明ですが。でもタランティーノはこの映画を作る時に遺族に「シャロン・テートを生き返らせましょう」と説得したらしいです。中々熱いエピソード。本作は犯人たちを徹底的に悲惨に描いているのでスカっとした気持ちで見れたのではないでしょうか。また1人の男の再生の物語としても、2人の男の友情物語としても魅力的。でも本作最大の魅力は60年代後半のファッションに身を包むブラッド・ピット。超イカす。憧れのような気持になり、ちょっと真剣にファッションを真似ようかと思ったけど、似合わないのでやめます。過去のタランティーノ作品の中でもダレ場の少ない比較的スマートな作品だと感じられて、非常に楽しめました。

 

6位 ワイルド・スピードスーパーコンボ
何がワイルドスピードなのか分からないレベルの内容だけれど、よく考えたらメインコンテンツも『MEGA MAX』あたりから世界を股に駆ける犯罪集団と戦い始めて、元々は街のチンピラの物語だったのに…ワイルドスピードとはなんぞや? という内容なので、最早ワイルドスピードを定義づけするのは困難を極める状況。なので、みんなの中のあるワイルドスピードを大切にするのが一番だと思います。人の数だけワイルドスピードがあるんだよ。それでいいのだ。ジェイソン・ステイサム&ドゥエイン・ジョンソンという最高という言葉以外見つからない絵面。画面狭しと暴れまわる筋肉剃毛コンビ。それだけでも合掌レベルのありがたさなのに、本作は今年一番の家族愛を描いた作品だった。家族の大切さ、母親の偉大さ、兄弟の絆を、筋肉と硝煙と爆発と剃毛と肉弾戦で描いた素晴らしい作品だった。元々大味だったワイルドスピードシリーズの中でも群を抜いて大味な内容。ごはんの上にハンバーグとステーキとフライドチキンを乗せたような脂っこい内容に、若干飽食気味になる。でもやっぱり僕はこのワイルドな味付けが大好きなので、単発とは言わずに本作もシリーズ化して、本家と分家で互いに大味なアクションを切磋琢磨して、誰も見たことの無いとんでもない大味アクションを作り続けてくれたら、僕の生きる理由の一つが増えます。よろしくお願いします。

 

5位 クリード 炎の宿敵
予想外の傑作だった前作よりメッセージ性は劣るものの、涙なしには見れない、熱い、親子と夫婦の物語だった。クリードの物語というより、ドラゴ親子が主役のような内容なのも熱かった。2人とも色々なモノを背負いながらリングで激闘を繰り広げるも、最後は自分のために拳を交える。「What's your name?」「Creed!!」のシーンに心が滾り、決着間際の泣きじゃくるように撃ち合う姿はまるで子供の喧嘩のようで最高。自分のために息子を鍛え上げた父ドラゴは、最後、ようやく息子そのものに目を向け、ドラゴ親子のラストカットに涙が溢れた。世間的には駄作と評された『ロッキー4/炎の友情』があったからこそ産まれた作品と思うと、人生無駄な事なんて無いんだと思える。余談だけれどブリジット・ニールセンが出てきた時は、笑いと共に勝手にヒヤヒヤした。スタローンの元奥さんだからね。その人がドラゴの元奥さん役で出てきてるからね。最初てっきり似たような人なのかと思ったら本人だからね。ビックリした。みんな歳を取ったものだ。

 

4位 バンブルビー
バンブルビーの可愛さとカッコ良さがこれでもかと詰め込まれた素晴らしい作品。孤独を抱えた主人公との交流が丁寧に描かれていて、この2人の毎日を1クールドラマとして見たい! 2時間じゃ足りないよ! と思えるほど魅力的。物語は良い意味で王道のSFジュブナイルで、丁寧な脚本と構成が良かった。マイケル・ベイの破滅的な内容とは大きくかけ離れており、お同じシリーズでも監督が違うとこうも変わるモノなんだなぁと当たり前の事を気付かせてくれる。そしてロボット同士の格闘描写が最高。一つの到達点と言える。殴り合いだけでは無く、さばき、いなし、崩し、関節を取り、破壊する一連の動きは総合格闘技のようなカンフー映画のような素晴らしさに溢れており、最高にエキサイティングなアクション。特にラストバトルは一見では見尽くせないほどテクニカルな戦闘描写の連続でアドレナリンがドバドバ。個人的にはもっとアクションシーンが欲しかったですが、主人公とバンブルビーの交流がしっかり描くためには、本作のバランスが一番とも思えて、やっぱり交流&アクション増し増しの12話ドラマ版が見たいので早急に作って下さい。

 

3位 アクアマン
今、世界で最も信頼できる男ジェームズ・ワンの手腕が如何なく発揮された、彼の一つの到達点だと思うほど最高な作品でした。冒頭のマイケル・ベイ360度カメラが回りながら流れるように多角的に描かれるアクションシーンだけで映画代の元は取れたなと思えるほどカッコ良かった。その後もちょっと落ち着いたと思ったら爆発→アクションの連続で、ダレ場を作らない演出が続くのも高ポイント。あの繰り返される天丼的な爆発演出は、今後も色々な作品で取り入れて欲しいと思うほどエポックメイキングだと思いました。肉弾戦・銃撃戦・スーパーパワーを駆使た派手な応酬と中盤の時点でアクションモリモリてんこ盛り大満足状態だったのだけれど、そこから更に巨大化物が出てきた時は思わず「ありがとう」という感謝の言葉が出ました。しかし信頼できる男ジェームズ・ワンはそれだけでは終わらず、ラストはスターウォーズもかくやと言わんばかりの合戦シーンも展開され、まさにアクションの満漢全席。鑑賞後はアクションでお腹いっぱいでした。『スカイミッション』の時も思ったけれど、やっぱり信頼できる男です。ありがとうジェームズ・ワン

 

2位 ジョン・ウィック:パラベラム
本作に関しては感謝しかない。何故なら家族全員で見た最後の映画だからだ。シリーズ1作目を見た数ヶ月後に僕の親父は亡くなった。僕は幼少の頃に親父と一緒に毎週のように映画を見に行った。思い出深い映画の一つに『スピード』がある。キアヌ・リーブスは僕と親父を繋ぐ大好きな俳優の一人だ。そのキアヌ・リーブスがアクション映画がまた見れるとあって、僕は親父を誘った。母親と姉も一緒に来てくれた。家族そろって映画鑑賞なんて10年ぶりだった。しかも映画は傑作だった。親父も満足しているようだった。そのシリーズが、2作目も3作目も面白い。こんなに嬉しい事は無い。本当にありがとう。もうずっと、何作でも良いから作り続けて欲しい。その度に父親を思い出す切っ掛けとなる。死者を思い出す切っ掛けというのは意外と少ないもので、時間が経てば経つほど機会がなくなっていく。切っ掛けは大切だ。だから、その意味で、僕は本作のシリーズ化を熱望する。勿論作品としても文句なし。てっきり三部作最終章だと思っていたら、そんなことは無い! と言い切るかのような終わり方。ジョン・ウィックは永遠。フォーエバキアヌ・リーブスが動ける限り作り続けてライフワークと化して欲しいと、再三になるが、僕は熱望している。

 

1位 プロメア
「これが俺たちの面白いと思うものだ!」という情熱だけで作られたような作品。作中80%は何かしらアクション要素で構成され、動きのないシーンが5分でも続くと死ぬ病気侵された人たちが作ったんだと思います。つまり最高という事。冷静に考えたら意味不明な歌舞伎風の見得切りや、ご都合過ぎるスーツのメタモルフォーゼ、整合性をぶん投げた設定など粗を探したらキリが無いが、その粗が魅力に昇華されるほどの情熱と勢いに圧倒されるほか無く、開いた口が塞がらずに涎と何か変な脳汁がドバドバ出る。この映像に殴られたような感覚は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観た以来だろうか。お前ら視聴者の事なんて考えて作ってねぇんだよ! 俺らが面白いと思う物を作っただけだ! とでも言うような宣戦布告とも取れるほど一方的な映画。激熱なキャラクターたちと激熱な設定と激熱な武器と激熱な物語と激熱な主人公たちが激熱な演者と激熱な制作陣によって作られた激熱な作品。好き嫌いがきっぱり別れるタイプの作品だけれど、僕は大好き。最高。TRIGGERの一つの到達点。大傑作

以上です。
2020年も素敵な映画に出会えることを楽しみにしています。

【ネタバレなし】『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』感想

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パステルカラーのJOKER」「アンパンマンだと思って観たら攻殻機動隊だった程の衝撃」等のひねた感想が先行して変なイメージが付いてしまった本作ですが、その実、キャラクターを大事にした、非常に丁寧で、シンプルな、しっかりとした子供向きな映画でした。そして子供向きだからこそ、大人にも突き刺さる内容でもありました。

すみっコの魅力と愛が詰まった作品
娘が好きなので少しだけ知っていましたが、そこまで愛着を感じていなかった僕でも、映画鑑賞後はすみっコたちのことが大好きになりました。すぐにでも自宅に迎え入れたい衝動に駆られ、娘とぬいぐるみを探したくらい(売って無かったので諦めた)。それほど、本作ではすみっコたちを魅力的に描いています。すみっコたちはみんな居場所を無くしたキャラクターたちです。キャラクター設定は公式を参照して頂きたいですが、例えば「ペンギン?」は自分をペンギンだと思っているのですが、緑色のペンギンがこの世にいないことが分かって自分は何なんだ? と自分探し中です。とんかつは食べ残された肉1パーセント脂身99パーセントの端っこの部分で、いつか食べられるのを夢見ている。タピオカも食べられず残されてしまった奴ら。主要キャラは何らかの理由により居場所を無くし、同じ居場所が無い者同士すみっコで寄り添って仲良く暮らしています。

先述の通り、本作を評して「パステルカラーのJOKER」という言葉がありますが、これが微妙に合っているのは、この設定です。『JOKER』は誰からも認められず、居場所が無い主人公が妄想と現実の中で己の存在を認めさせるために行動を起こし、カリスマ性を発揮していくような物語でした。JOKERの主人公は終始一人だったのですが(正確に言うと、認められたいと思った人に対してだけ認められず、やけになっていく物語。主人公に対して手を差し伸べた人もいたが、それは主人公が求める人間では無かった)、対してすみっコ達は、同じような境遇の仲間たちで手を取り合って過ごしています。これが「パステルカラーのJOKER」と言われるところだと思うのですが、他に共通点はありません。僕は見つけられませんでした。なのでこの言葉を鵜呑みにして鑑賞するのは大きなギャップがあるので注意が必要です。 

子供向けのキャラクターに暗い設定があるのは昔からある手法だし、すみっコを作ったサンエックスの他のキャラクターにも、例えば「こげぱん」や「リラックマ」にも同様の手法が見られます。制作者にどこまで考えがあるのか分かりませんが、ある程度深みのある設定にしておくと、受け手が想像を膨らましてキャラを掘り下げていき、自分だけのキャラを作り上げて、キャラクターへの共感を深めていくのだと思います。すみっコ達のように、居場所がなくなってしまった人たち、学校や職場への居心地を悪く感じている人たちが多くいる現代社会で、彼らに共感し、癒しを貰っている人たちがいるのは素晴らしい事だと思います。

あと、単純に見た目が可愛いです。本作では、その可愛らしさが遺憾なく発揮されています。

丁寧でシンプルな演出が魅力
本作は徹頭徹尾すみっコの魅力で描き続ける子供向けキャラクター映画です。それ以下でも以上でも無く、一切逸脱することが無く、キャラクターの魅力を描いた作品です。それ故に子供にも大人にも刺さる作品だと思いました。まず冒頭で、すみっコたちのキャラ紹介が流れます。すみっコを知らない人でも安心して鑑賞できる設計です。そしてすみっコたちは喋る事が無く、顔の上に文字で表現されるにとどまるのですが、これがキャラクターの声を各々が想像できるので、キャラクターをより魅力的なモノにしていると思いました。制作者がキャラクターを大事にしている証拠だと思います。

すみっコのセリフだけでは説明不足になってしまうので、ナレーションが入ります。ナレーターの井ノ原快彦さんの温かみのある声質が作品の世界観とマッチしており、より癒し度が高められていました。また、すみっコの感情や行動もナレーターが声で説明してくれるので、すみっコの浮かび上がる文字が咄嗟に読めない小さな子供でも安心して鑑賞する事が出来ます。そして、すみっコたちのほのぼのとしたやり取りと、絵本の世界へ飛ばされてしまったすみっコたちのゆるい活躍が、ゲストキャラの「ひよこ」を中心に展開します。

「ひよこ」は自分がどこから来たのかも分かりません。自分の事が分からないところに共感したペンギン?が自分探しを手伝います。絵本の世界を行き来して、ひよこの居場所を探す旅が始まりました・・・というのがあらすじで、ひよことすみっコたちが冒険を通して交流し、心を通わせる過程がシンプルに描かれているのが素晴らしかったです。シンプルであるがゆえに子供にも伝わりやすく、シンプルであるがゆえに大人はいろいろ想像して世界観に没入していきます。例えば物語の終盤、ひよこの正体が判明するシーンは、すみっコとひよこが会話するのではなく、ナレーターが全部説明してくれます。大人向けの映画なら1~10まで話す説明台詞は個人的には萎える展開ですが、本作では魅力に感じました。説明をナレーターに任せた事によって、すみっコとひよこの交流をじっくり描く事が出来るからです。その丁寧でシンプルな演出がすみっコたちの世界観と非常にマッチしていて、最後は非常に感動させられました。

「声を出して笑っても良い」という劇場の空気が素晴らしい
本作の素晴らしさは劇場全体の空気感にもあります。本作は子供向けの作品なので、劇場では子供たちがたくさん笑います。そして周りが笑っていると、他の子供も笑います。笑っても大丈夫なんだという空気は劇場全体を包んで、作品をより魅力的なモノにしていました。うちの娘はいろいろ気にする性分なので、周りが大笑いしたり、突っ込みを入れたりする声を聴いて安心して笑っているようでした。劇場全体に優しい癒しの空気が流れているようで、非常に居心地が良く、映画を堪能出来ました。

エンドロールの余韻が最高
最後のエンドロールが最高です。原田知世さんの優しい歌声に乗せて流れるエンドロールの背景は、今年見た映画の中のベストシーンと言っても過言ではないです。すみっコたちの優しさが溢れる名エンドロールでした。エンドロールが素晴らしい映画は例外なく傑作なので(例:ジャッキー映画)、本作はやはり傑作です。

子供も大人も楽しめる優しさに溢れた映画
そんな訳で『映画 すみっコぐらし』は子供だけでなく大人も、老若男女にオススメ出来る優しい映画です。僕も泣いたし娘も泣きました。作品を通して、共感して、子供も泣けるというのは素晴らしい事だと思います。それだけの力を持った傑作でした。是非多くの人に観て欲しいと思える、優しい映画です。

『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』が良かった~という話をします。

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『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』が良かった~という話をします。ただ僕が、良かった~と思うところを書き散らすだけです。そろそろ公開も終わる時期なので良いかなと思い、ネタバレありで書き散らします。それでは息継ぎ少なめの早口で行きます。

監督が『映画 魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』の田中裕太氏と聞いた時点で「あ、勝ち確定だな」と思っていたし、前情報を極力 カットして(僕のツイッタープリキュアクラスタの方々は民度が高いので感想をほとんど漏らさなかった!)(さすが歴戦の猛者たちです!)期待値爆上げで鑑賞しました。あの名作『キュアモフルン』を作った人ですよ。しかもあの大傑作『GO!プリンセスプリキュア』のシリーズ構成をした人でもあって、さらに脚本も同じ田中仁氏でまさに最強タッグですよ。これで期待しない方が失礼ってなもんで、ですがあくまでも子供向けアニメなので、本当、あくまで主役は娘、娘が楽しめるのが一番なんだよ、という建前前提で鑑賞したところ、その期待値を軽々と飛び越えた作品でした。マジ。タナカリオン(田中裕太氏のツイッター名)。天才。。。

で、本作の何が素晴らしいか、と問われれば、素晴らしい部分が多すぎて一番を決める事が難しいくらい、素晴らしさに溢れているのですが、まぁ、なんと言っても、(多くの方が言及していますが)ラスト10分の素晴らしさ。まずはこれに尽きます。正直、映画の構成としては若干唐突な展開で面を喰らったところもあるのですが、それを補って余りある、そんな細かい事を突き抜けるとんでもないカタルシスがありました。爆発しました。プリキュア映画定番のミラクルライトで子供たちに応援させる演出も、昨年の『オールスターズメモリーズ』に勝るとも劣らない革新性。今までのライト演出はプリキュアのピンチを応援するシチュエーションでしたが、本作はユーマを救うためのライト。祈りの光。あの瞬間、劇場は世界で一番優しさに溢れた空間でした。無数のライトで溢れる劇場。劇中と同じく星空のようで、まさに、キラやば。。。

そして一つの作品としての完成度の高さも言及したい。これも『ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』に勝るとも劣らない完成度。プリキュアを知らない人でも『邦キチ!映子さん』のゴジラの話で『ゴジラvsビオランテ』を「プリキュア映画で言うなら『ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』と同じくらい面白い」と言わしめた事でお馴染みだと思うのですが、それと双璧を成す完成度と言えば、本作の素晴らしさを推して図れると思います。冒頭からプリキュア5人の登場。そしていきなり大技を大画面で魅せてくれて、プリキュアの醍醐味の派手さを堪能。その後、ひかるとララ以外の3人はフェードアウトしますが(これは賛否両論あるだろうけど、登場人物を絞ったことで丁寧な描写が可能になったので個人的には賛)、ひかるとララとユーマの3人の交流をじっくり描いた事により、作品としての完成度を高めていました。SF(すこしふしぎ)的なワクワク感、ジュブナイル小説的な出会いと別れの物語、ひかるとララの性格の対比が、言葉の通じないユーマとのコミュニケーションにうまく表現されていて素晴らしく、もちろんアクションシーンもTVシリーズでは見ない迫力で堪能(スターとバーンの攻防戦が激熱!)(あとバーンの「イグニッション…(パチン)」が死ぬほどカッコ良かった!)(カッコイイ敵が出てくる映画は名作なので本作はやはり名作!)、映画ならではのフォームチェンジのカッコ良さで興奮は急上昇(獅子座のミルキーが激カワ!)(立神さんと共演して欲しい。。。)、比較的シリアスなシーンが多い中、ゲストキャラのメリー・アンの身体を張ったギャグが良い清涼剤となっていて、あくまでも子供が楽しめるように作られた作品ながら、大人も一緒に楽しめるように丁寧に考えられていました。大ボスのいない、今までにない物語ですが、最後まで高まり続ける興奮と感動。そしてコミュニケーションと多様性を押しつけがましくないバランスで描いたメッセージ性。素晴らしい脚本と、成瀬瑛美さんのベストアクトとも言える「キラやば…」で涙腺は崩壊。あのシーンは今年見た映画の中でもベストでした。最高だよ。。。
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(『邦キチ!映子さん』より)

そして歌。人によっては本作最大の魅力になると思うくらい素晴らしいです(実際、妻は本作最大の魅力は歌だと語っておりました)。戦闘挿入歌の『星座のチカラ』もシーンを盛り上げる激熱な曲だったのですが、やはりメインテーマソングの『Twinkle Stars』の素晴らしさ。映画のテーマを120%表現した歌詞と、200%盛り上げる曲構成。静かな導入からどんどん盛り上がる展開と、複雑に重なり合いながら厚みを増す組曲のような構成が素晴らしい。1曲が7分弱と知った時は軽いオペラかな? と思った、それほど壮大な曲。先日、横浜の無料ライブで聴いた時は感動で思い出し泣きをするところだったのですが、娘も生歌を聴いてから毎日のように口ずさんでいます。これ生演奏&生歌をフルで聴ける機会ないの? 聴いたら絶対に鳥肌ものじゃん! と家族でアンテナを張る毎日。本当に大好き。。。

更に個人的に好きなところを羅列すると、まずユーマの声。エンドロールに声優名が無かったので電子音だけで感情を表現したのかとびっくりした。すごい。神業だろ。と思っていたら、先日、高木洋氏(『Twinkle Stars』の作曲者)の声を混ぜたことが発覚したのは、正直ちょっとがっかりしてしまったのだけれど、それでもユーマの声は最後までユーマの声だったのが良かった。ラスト、良い感じにひかるとララと心を通わせてメタモルフォーゼしたユーマが出てきた時は、喋り出したらどうしよう・・・と勝手にハラハラしたのですが、最後までユーマだった。ユーマのままで最後のひと声。素晴らしい。あと美術。素晴らしい物語に負けず劣らず背景が素晴らしい。息を飲む美しさ。美麗さ。ユーマと一緒に旅をしたバヌアツ・ヤスール火山、ナスカの地上絵、ウユニ塩湖、イグアスの滝、そしてクワンソウの花畑など壮大な背景が、ラストでユーマの夢として出てきた時は「最高の展開だな」と一人ガッツポーズをしました。物語が一つに集約する瞬間。これほどのカタルシスがあるだろうか。いや無い(反語)。そのカタルシスを最大限に盛り上げる背景。視聴者の心に刻んでやろうという製作者の強い意志が感じられる美術。そりゃひかるさんも「キラやば…」て言うわ。これ原画展とか開いてくれないだろうか。芸術作品の領域だったよ。あとは、みんなの私服姿が可愛かったよね。ユニのジャージなのかスカジャンなのか分からない上着姿が一番好きです。他にもひかるさんの達観したキャラクター性とか、ララの成長物語としての素晴らしさとか、ラストカットに出る副題『Wish upon a Song of Stars』がカッコいいとか、なんか、もう、全部良い。。。

そんな訳で良かったです。良さいっぱいで最高でした。正直なことを言うと娘の反応はちょっとイマイチでした。でもプルンスがミラクルライトを4本振っているシーンがお気に入りみたいです。お気に入りのシーンが1つでもあれば十分。横浜ライブのおかげで歌も気に入っているみたいです。何よりポップコーンを美味しそうに食べていたので大満足。僕は映画に大満足。Win-Winて奴です。次回作の春映画も見に行く約束をしました。今から次回作が楽しみです。

高性能お弁当箱パソコン「intel BOXNUC8I5BEK」を買いました。

自宅にある9年ほど前に買ったパソコンが耐えられないレベルの遅さ(OSの立ち上げ15分、Chromeの立ち上げ5分)なのでパソコンを新調しました。私は仕事で底辺社内SEというかIT後進会社のパソコン大先生のような事をしているのですが、今までPCの自作をしたことが無く、OSからインストールを経験した事がありませんでした。パソコン大先生としてそれではいけない! ということで、今回PCの自作に挑戦してみようと思ったのですが、色々考えるのが面倒くさい事に加えて、そこまでパソコンにこだわりが無いうえに、言うほど自宅でパソコン使わないのと、小さな子供がいる関係でパソコン組み立てとかに時間をかけられないなどの事情を考慮して、ベアボーンキットモデルから選ぶことにしました。

ベアボーンキットとはケース・電源・マザーボードが組み立てられた状態のパソコンのことで、メモリとHDDとOSをセットすればパソコンとして完成します。簡単に言うと半分完成しているパソコンです。自作をイチから考えるのは面倒くさい、それほどこだわりは無いけれど自作っぽい事をしたい僕のような人に最適です。

そんなこんなでintelベアボーンキットであるNucシリーズの「BOXNUC8I5BEK」を買いました。決め手はミニPCであること、第8世代Coffee Lake(Kaby Lake Refresh)CPU搭載であること、Thunderbolt3端子があること、安価なことです。

別途購入が必要なのはメモリ、SSD、OS、モニタ、(あと電源ケーブル)です。
マウス、キーボードは既に持っているモノを流用しました。

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今回買ったのは下記の通り


メモリ
Crucial CT2K16G4SFD824A [SODIMM DDR4 PC4-19200 16GB 2枚組] 

⇒NUCはSODIMMのDDR4 PC4-19200のメモリが必要らしいです。簡単に言うとノートPC向けのメモリの事です。8GB×2の16GBでも十分だったのですが、また7~8年くらい使う事を想定して永久保証の16GB×2の32GBにしました。Crucialは他社製に比べると少し高価ですが、調べたところ信頼のおけるメーカーだそうですよ。よく知りませんが。

SSD
Western Digital NVMe SSD WDS500G3X0C

SSDはNUCを買う時に参考にしたブログの人も買っていたものにしました。よく知りませんが評判が良いらしいですよ。我が家には家庭用NASがあるので容量は500GBあれば十分です。ヒートシンクモデルもありますが、NUCには不要らしいです。ブログの人が言ってました。ありがとう、ブログの人。

OS
Windows10Home USBメモリタイプ 

https://www.amazon.co.jp/dp/B07WGM2Y61/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_HkbPDb9YGEVBF

⇒生まれて初めてOSだけ買いました。昔MicrosoftのWin10のセミナーに行った時「Win10が最後のOS。これからはWin10をアップグレードし続ける予定です」と言っていたのを信じているので、もう買い直す必要が無いはず。そんなすごいOSが1万円代で買えるなんて! すごいぜMicrosoft

電源ケーブル

⇒NUCには電源ケーブルが入っていないのでミッキー型の電源ケーブルが必要です。

モニター
iiyama 4K モニター ディスプレイ B2875UHSU-B1

 ⇒写真には無いですがモニターも買いました。28インチもいらないのですが、せっかくなら4Kにしようとしたところ、価格とサイズで検討した結果こちらのモデルにしました。特にこだわりは無いです。

総額で9万円程でした。お金が無いので36回払いの手数料無料のショッピングローンで買いました。パソコン本体とモニタの保証期間が3年だからです。これで3年は死ねないぜ!

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NUCを開けるとこんな感じです。モニタ背面に設置できるパーツが入っていました。

これらのパーツを組み立てます。説明書に図で組み立て方が書いてありました。プラモデル作成みたいなモノなので、簡単に出来ました。自作っぽい事が出来て満足です。

 

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驚きの小ささ。そして写真の下手さ。比較としてマウスを置きました。本当にお弁当箱のようなサイズ感です。

USBでbootしてOSのインストールも無事完了。初めてのOSからのインストールですが、特に感慨深さも無い簡単さでした

そうして出来上がった新しいパソコン。立ち上がりが10秒くらい。デスクトップまで1分もかからないです。今までの15分の1。余りの速さに笑っちゃう。さすがSSD。もう戻れないです。

ミニパソコン自体初めてなのですが、特に心配だったのは排熱でした。NUCの過去モデルは発熱が問題点だったらしいですが、このモデルになってだいぶ発熱問題も解消されたらしいです。実際、全然発熱がありませんでした。第8世代のCPUが有能らしいです。現在の世界的なCPU不足も第8世代の性能向上によるモノなのかな。

ミニパソコンの優位性ですが、買っておいてなんですが、あまり思いつきません。グラボは拡張性無く外付けでやるしかないのでゲームPCやクリエイター向けPCとしては弱いし、軽い画像編集やoffice系ソフト操作とネットサーフィンくらいならもっと安価なモデルがあるし、あまり万人にオススメできるものではないです。

モニタをデカくしたいけれど本体の場所はコンパクトにしたい、更にメモリとSSDをデカく積みたいけれど安価に導入したい人には胸を張ってオススメ出来るのですが、そんな人がどれだけいるんだ。

個人的にはミニパソコンに興味があったのと、シンプルなデザインに惚れたので大満足です。3年のローンを組んだ価値は十二分にあったと思います。

そんな訳でBOXNUC8I5BEKレビューでした。これからこの高性能お弁当箱を駆使してツイッターとかブログとかネットショッピングとかYouTubeとかFANZAとかめちゃめちゃ見てやろうと思います。

疲れた心に百合が染みるってなんでみんな教えてくれなかったの?

最近仕事が忙しく残業続きの毎夜なのですが、そんな僕の乾ききった心に潤いを与えてくれたのがスイートプリキュアの響と奏の2人でした。

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今更な話で申し訳ない。スイートプリキュア。皆さん既にご視聴済みだと思いますが、改めて紹介させて頂きたい。スイートプリキュアは2011年に放映された6代目のプリキュアです。どんな内容かと言うと、主人公である北条響南野奏がイチャイチャする話です。それだけです。いや待ってくれ。分かってるよ。それ以外にもいろいろな要素が含まれている事くらい分かってるけれど、今の僕にはそれしか見えていないんだ。とにかくそれが素晴らしくて、疲れた僕の心に染みわたるんだ。

とかく残業続きの日々を送ると心が枯れ果ててしまうのは皆さんも経験があると思います。なんというか、心が鈍くなるというか、感受性が無くなるというか、心を閉ざすというか、ネガトーンによって悲しみに沈んだ状態と言う表現が皆さんにもしっくりくると思うのですが、そんな疲れ果てた時に見るスイートプリキュアがめちゃめちゃ良いって話をこっちはしたいんだよ。いいだろう。させてくれ。ここは僕が愛を語る場所なんだから。

そもそもスイートプリキュアを見始めたきっかけとしてはそこにスイートプリキュアがあったからに他ならない昨年夏頃より娘と一緒に『HUGっと!プリキュア』を見始め、今年も『スター☆トゥインクルプリキュア』を1話から観ているのですが、完結済みの過去作も何か観てみたいなという欲求が生まれたので、まずは評判が良く初心者にもオススメという評を目にしたプリンセスプリキュア』を娘と見始めたところ、これがめちゃめちゃ面白くてビックリするくらいハマりました。

全49話にしてあの完成度。統一感。一切ブレの無い世界観。テーマ性。そして腰を抜かすくらい迫力のある戦闘シーン。激熱の展開。主人公たちはもちろん、サブキャラまで成長を描く丁寧な描写。魅力的な悪役たち。マジで文句の1つも出ないくらい面白かった。誇張無しで捨て回無し。なんでこんな面白い作品をみんな教えてくれなかったの? とみんなには文句を言いたい。総評して最高。これ以外の言葉が出て来ませんでした。少々硬派な内容ですが娘もどっぷりハマり、2人で毎週DVDを借りては楽しんでいたのですが、しかし最終的には娘を置いて最前線で楽しんだのが僕。御年3×歳の僕。見始めてから2ヶ月間で完走。最高の時間を過ごさせて頂きました。『プリンセスプリキュア』を作った全ての人に感謝を述べたい気持ちでいっぱいです。

そんな訳で姫プリを楽しんだ我々は、この勢いでもう1作品プリキュアを見てみようという事になり、娘は『ハートキャッチ』を、僕は『スイートプリキュア』を見始めました。サラッと書いたけれど、今、スイートプリキュアを観ているのは僕だけです。僕だけなのです。娘は観ていません。だから最前線で楽しんでいると言ったでしょう。『ハートキャッチ』は娘と一緒に観ていましたが、最近また娘はYoutuberブームが再発し、DVDレンタル屋に一緒に行ってくれなくなりました。お父さんは寂しいです。

とにかくこう言った経緯を経てスイートプリキュアを見始めました。何故スイートプリキュアにしたかと言うと、そこにスイートプリキュアがあったからに他ならない単発映画やオールスター映画で見る北条響さんのカッコ良さに惚れたからです。「ここで決めなきゃ女がすたる!」なんて言ってバシッと決める北条響さんが超カッコ良いい。そんなカッコイイ北条響さんをもっと見たい! という理由と、あと「ストーリーがめちゃめちゃ良い」という評を目にしたからです。

そうして見始めたスイートプリキュアですが、娘が一緒に観てくれないので仕事終わりの1人飯(家族は就寝済み)の時に鑑賞しています。そしたら1話目から響と奏が大ゲンカ。なるほど、これが少しずつ雪解けしていくわけですな、と思いながら見続けていたら4話目にして響さんが「奏のお菓子は私がずっと食べるの」とか言って、それを赤面しちゃう奏さんとか、どんなに喧嘩しても「私の知ってる響はこれくらいであきらめたりしない」とか言って奏さんが正妻の風格を発揮してきたり、10話くらいまで終始百合百合し合っている描写ばかりでオジサンの顔の綻びが止まりませんでした。そして、この時、僕の心の乾いた部分に百合が染みわたり、枯れた心に潤いが、色あせた世界に彩りが、喪失した感受性が復活し、閉ざされた心が開かれ、止まった時間が動きだし、世界の美しさに感動し、なんて素晴らしい世界なんだろうと、生まれ変わった気持ちがしました。昔、深夜アニメの直接的百合描写満載アニメには一切響かなかった僕の琴線をガシガシかき鳴らしました。特筆すべきはスイートプリキュアの絶妙な百合っぷり。1話から5話くらいまで響と奏が喧嘩して仲直りする話しかありません。これが最高。もうずっと、この百合の方程式を繰り返してくれても構わない。僕は一向に構わない。百合の永久機関となって僕の心を潤い続けて欲しいとさえ思える。ずっと喧嘩続きだった幼馴染2人であるがゆえに、喧嘩と和解を繰り返す事によって紡ぎだされる信頼関係。最高。良き。

そんな訳なので、残業続きで疲れた心に百合が染みることを知りました。仕事に忙しく、心を亡くしてしまった現代人にこそ百合が必要である。百合の素晴らしさに気付いた3×歳のおじさんから、みんなに伝えたいことは以上です。この事実、みんな知ってたのかな。知ってたんなら、なんで教えてくれなかったの? もっと早く教えて欲しかったです。

独断と偏見で選ぶ 都内近郊の好きな眼鏡店 7選

かつて6ヶ月ほど色々な眼鏡屋に行き(買わずに)試着しまくった経験を踏まえて都内近郊の眼鏡店で好きなお店を独断と偏見で紹介します。

 

・グローブスペックス 渋谷店

http://www.globespecs.co.jp/

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昔から有名なお店でしたが、代官山店が世界最高の眼鏡店に選ばれた事で日本を代表する眼鏡屋になりました。代官山店には行ったことが無いので渋谷店の紹介に留めますが、雰囲気、取扱いブランド、店員さんの懐の深さ、技術、全てが最高だと思っています。僕の持っているLunorは別のお店で買ったモノだったのですが、フィッティングが上手く行かなくてかけ心地に納得できない日が続きました。グローブスペックスはLunorの代理店をやっているお店なので相談したところ快く受付てもらい、しかもバシッと最高のかけ心地が決まったことがありました。あれは感動しました。次回眼鏡を買う時はここにしようって心に決めた瞬間でした。

 

・Blinc (外苑前)

http://blinc.co.jp/blinc/

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常に新しい眼鏡を提供し続けているお店です。都内近郊では取り扱いの無い珍しいブランドも(国内・海外問わず)多く、訪れる度に新しいブランドと触れることが出来るので非常に刺激を受けます。日本で一番攻めている眼鏡屋だと思います。人と違うブランドを探している人は是非行ってみて欲しいです。姉妹店のblinc vaseも有名店ですが、土日に行くと死ぬほど混んでいる事が多いです。すごい狭い店なのですが「ライブ会場かな?」と思うほど寿司詰め状態だったことがあるので、出来れば土日は避けた方がいいかもしれません。

 

・EYEVAN 7285 TOKYO (表参道)

https://eyevan7285.com/eyevan7285-tokyo/

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Eyevan7285のフラッグシップ店です。ここで1本作ったことがあるのですが、めちゃめちゃ丁寧に対応してもらい、アフターフォローも抜群で感動しました。このブランドが好きなら一度は行くべきだと思います。僕は強めの近視なのでレンズの厚さがフレーム枠からどのくらいはみ出るかがいつも気になるのですが、このお店ではアプリを使って精巧なシミュレーションをしてくれて「このレンズの屈折率だとフレームの位置が中心からXXミリなのでXミリくらいはみ出ます」という具合に購入前に教えてくれました。他のお店では無い経験だったので感動しました。

 

・3T (銀座)

https://www.opt3t.com/

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HPやブログに眼鏡の紹介がたくさんあるのでHPを見るだけでも楽しく勉強になります。お店は1階は眼鏡ブランドが、2階にファッションブランド眼鏡があるので色々な眼鏡が試せます。個人的に銀座の眼鏡セレクト店でベストなお店ですが、レンズの価格も銀座仕様。店員さんはとても親切で、ブランドの歴史や特徴を丁寧に教えてくれました。

 

・Continuer|コンティニュエ (恵比寿)

https://www.continuer.jp/

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ファッション性の高く、けれど奇抜すぎない眼鏡が絶妙なラインナップで取り扱っているので好きなお店です。恵比寿という土地柄なだけあって店員さんもお店も非常に落ち着いておりオシャレ。オシャレじゃない自分が入っていいのだろうか? といつも気おくれしますが、一度入れば店内の居心地は良く、店員さんも親切で丁寧な接客をしてくれました。恵比寿で眼鏡を買ったという事実だけでオシャレ感が3割増します。

 

・groom (恵比寿)

http://www.gees.co.jp/groom/

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白山眼鏡のようにオリジナルフレームを販売している珍しいお店です。レンズにも力を入れており、高級レンズを他店より安い値段で購入することが出来ると力説されました。隠れ家的な雰囲気に加え、WEB上にほとんど情報が無いので、最初は入るのに勇気が要りましたが、店員さんはめちゃめちゃ気さくで何でも相談できる雰囲気を作ってくれました。ここでしか買えないフレームが、価格帯も2万台からあり、本格眼鏡としては比較的リーズナブルに買えます。日本人に似合う眼鏡を作り続けているお店なので、今まで似合う眼鏡が見つからなかった人もここなら見つかるかもしれません。是非行ってみて欲しいお店です。因みにヴィンテージ眼鏡の取り扱いもありますが、そちらはハードルが高くてまだ入ったことがありません。

 

・グラスミュゼ (自由が丘)

 https://glassmusee.com/

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ヨーロッパブランドのモデルが豊富。LINDBERGの色々なモデルが試せるので、LINDBERGが気になっている人には強くオススメしたいお店です。男性向けモデルは他のブランドもシンプルで機能美溢れるモデルが多かったので、ビジネス向けの眼鏡を探している人はきっと気に入る眼鏡が見つかると思います。女性向けモデルも豊富で色鮮やかで美しいブランドを取り揃えていたので女性にもオススメです。

 

以上、独断と偏見で選んだ好きなお店でした。

お店探しの参考にして頂けたら嬉しいです。

 

番外編 行った事が無いけれど、一度は行きたい憧れのお店

・グローブスペックス 代官山店
世界一と認められたお店なので眼鏡好きとしては一度は行きたいと思っています。

 

・ポンメガネ (埼玉県 大宮市 浦和市
http://ponmegane.com/
行動範囲から大きく外れた場所にあるため行った事はありませんが、気になる眼鏡を検索するとだいたいここのHPが引っ掛かるのできっと僕好みのラインナップなんだと思っています。

 

・キャンディフルーツ・オプティカル (秋葉原
http://www.canful-megane.com/
世界で唯一(?)のメイドさんが眼鏡を選んでくれるお店です。取扱いブランドは本格的で、店主のこだわりを感じます。いつか行ってメイドさんに選んでもらいたいです。

 

・眼鏡(めがね)のとよふく (千葉県 佐倉市
https://www.toyofukuoptic.co.jp/
多くの眼鏡難民を救ってきたと言われる日本一の眼鏡屋として名高いお店です。1本の眼鏡を決めるのに半日以上時間を使う為、予約が必須で数か月先まで埋まっているとの事。眼鏡好きとしては一度行きたいです。

[くそライフハック]金は無いけど安物のスーツが嫌ならヤフオクでスーツを買えばいいじゃないか。

先月、ヤフオクでスーツを買いました。何故そんなことを? と思った方、至極まっとうな意見です。その意見を変えることの無いあなたでいて下さい。何故? と問われれば、「金が無いから」です。更に正確に言えば「金は無いけれど安物のスーツは嫌だから」です。安物のスーツって着心地悪いし、シルエットも良くないじゃないですか。すぐだるんだるんになって着れたものじゃなくなるし、結局安物買いの銭失いになる事が多くて損した気持ちになるんです。何よりそんなスーツを着て仕事をしても気分が乗らない。ただでさえ仕事で気分が乗る事なんて1年で10分くらい(ボーナス支給日の朝礼の時)しか無いのに、安物スーツだと1ターンの動作もしたくなくなる。ネットサーフィンすらやる気が起きない。トレイの便の切れも悪くなる。上司の承認も通らない。だから安物スーツは嫌いなのだけれど、普通のスーツでも高いから気軽に買えない。良いスーツなんてとても手が出ない。でも良いスーツを着てみたい。そんな底辺を生きる僕のクソみたいな我儘を叶えてくれる最後のエデンがヤフオクなのです。ヤフオクでスーツを買う。まさに盲点。今まで思いもよらなかった人、多いんじゃないかな。何故かって、はっきり言って愚行だもの。今回はそんな愚行を「いいじゃん」と思ってしまう吐き溜めのような底辺を生きる私のような人に向けたライフハックを届けします。ヤフオクサイコー!

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2019年9月4日現在 僕の合うサイズ感で検索すると221件ヒットします。選び放題だ!

ヤフオクでスーツを買うという愚行

ヤフオクでスーツを買うことの何が愚行なのか、改めて言うほどの事でもないと思いますが、改めて言わせて頂きたい。まずスーツというのはサイズ感・フィット感が命です。人の価値観にもよりますが、肩幅や身幅は2センチでも大きかったり小さかったりするとサイズ感・フィット感が損なわれて、それはもう目も当てられない不格好な姿になります。それを試着の出来ないネット通販で買う事すら自殺行為に近いのに、サイズ表記が素人寸法であり、更に返品不可のヤフオクで買う事がどれだけヤバい事なのか分かって頂けたでしょうか。
 

ヤフオクでスーツ買うことのメリット

では何故ヤフオクで買ったのか、何のメリットがあるのかと言うと、良いスーツがめちゃめちゃ安く買えます。それにつきます。それ以外ありません。どのくらい安いかと言うと、僕が買ったスーツは元値がセットアップで11万ほどなのですが、新品を3万円程で買えました。届いたスーツが本物か偽物かなんて僕には判別出来ませんが、生地はしっかりしていると思うし、値札もついてたし、特に粗悪品の印象が無いので本物だと信じています。信じるものは救われます。売主にめっちゃ高評化ついてたし。きっと大丈夫だよ。これで幼稚園の保護者参観に着て行って「どうじゃ! 10万のスーツじゃぞ!」とイキることが出来ます。

ヤフオクでスーツを買うことの注意点

ヤフオクでスーツを買うに当たって注意点がいくつかあります。というか、注意点を考慮しても、最終的にはギャンブルになるので、やはりオススメは出来ません。ですが、そのギャンブルに勝った時に得られるお得感と満足感、全能感は経験した人にしか分かりません。経験する必要もありません

 

まずスーツへのこだわりがある人はやめた方がいいです。当たり前です。こだわる人間が何でヤフオクなんかで買おうとしてんだ! きちんとしたお店で試着して買ってください! こだわりの無い人間が「それでも安く良いスーツが着たい!」というクソみたいな自己欲求を満たす最後のヴァルハラ、それがヤフオクなのです。

 

まずは自分のスーツのベストサイズを確認して下さい。持っているスーツの寸法を全て測りましょう。1着だけでは不安なので、持ってるスーツ全て測りましょう。特に重要なのは、上着は肩幅・身幅・着丈、パンツは股上・腿幅・裾幅です。これらのサイズは直しがほぼきかないor直すと高額になるため、出来る限りベストサイズ±1~2cmで選びたいところです。逆に袖丈・股下・ウエストは直しを前提として考えた方がいいですが、全てを直すと5,000円を超えてしまうので、安く買った旨味が減ってしまいます。3つのうち1つくらいは直し無しのサイズを買った方がいいと思います。

 

裾幅が重要な理由はもう一つあって、スーツのシルエットの目安になります。スーツは流行り廃りがあり、かつ年代によって求めるシルエットが違います。だいたいの目安として。17~19cm=スリム、20~22cmレギュラー、22cm以上=ワイド、だと思っていいと思います。

 

更にシルエットの目安として、ブランド(メーカー)も一つの指標になります。アパレルブランドのスーツは流行モデルが多いのでだいたいスリムシルエットです。スーツメーカーでも30代~40代をメインにしているメーカーはスリムが多いです。老舗メーカーは恰幅の良い人向けのスーツも多く出しているので、レギュラーからワイドが多いイメージです。

 

予算を決めましょうヤフオクはオークションなのでどんどん値が上がります。競い合ううちに予算オーバーになっても、熱くなって落札を続けるとヤフオクでスーツを唯一のメリットが無くなります。それでサイズ感が合っていなかったりイメージと違う場合は目も当てられません。予算は絶対に守りましょう

 

既に書きましたが、直し前提だと思ってください。直し専門の店はスーパーやクリーニング屋にあるので探してみて下さい。自分が調べた限りだと、すそ上げ1,000~2,000円、袖丈切り詰め3,000円~4,000円、ウエスト2,000~3,000円程度です。つまり購入価格から+5,000円程度はかかると思っていて下さい。予算もそれを見越した方がいいです。

 

更に底辺の人向けのくそライフハックとして、買ったブランドの店に持ち込むと安くやってくれるという事があります。もちろん連絡して対応可能か確認しましょう。僕はバカ正直に「フリマサイトで買ったのですが」と言いましたが対応してくれました。でも対応しないブランドもあると思います。スーツ屋の直しが安いのはスーツを買った人へのサービスだからです。持ち込み可能か必ず事前確認しましょう。

 

あとは運です。到着したスーツが良い感じであることを神に祈りましょう。そして良い感じのスーツが届いた時に、なんかすげぇお得に買えた気がします。なんかすげぇ勝ったような気がします。でも実際は人として負けています。やっぱりセールなどで買った方が安全で手間なくお得に買えるのでそちらをオススメします。何より数ある検索結果の中からブランド・色・素材・サイズ・出品者の評価・予算など全ての項目をクリアするスーツを探し出すのがめちゃめちゃ大変です。僕は2ヶ月間アンテナを張り続けてようやく見つけ出しました。この労力と似合ったお買い得な買い物だったのか? と問われれば、僕は答えに窮します。なので、やはりヤフオクで買うのはオススメはしませんが、このひりつくような駆け引きとギャンブル性を楽しめる方はオススメです。今回、何とか上手い具合に良い感じのスーツが買えたけど、次回はセールで買おうと思ってます。