これでもくらえ、くそったれ

愛を語る場所だよ。

プリキュアの映画を全作品観たので父と娘の感想をまとめました。

f:id:ykymf:20190710184831p:plain

僕と4歳の娘は昨年の夏頃から『HUGっと!プリキュア』を観始め、今年の『スター☆トゥインクルプリキュア』を1話から全話テレビの前で星座正座視聴をする程度にハマっているプリキュア初心者なのですが、必然として親子共々プリキュアの過去作にも興味が湧きました。昨年公開された大傑作『映画 HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』が切っ掛けの一つだったのは言わずもがなですが、しかし過去作のテレビシリーズを見るのは中々ハードルが高いので、とりあえず映画版を観始めることにしました。そして気が付いたら全部観てました。それくらいプリキュアの映画はプリキュア初心者にうってつけでした。初心者向けな理由として、まず映画版なだけあって作画が良く、アクションや大技の迫力が大きな見どころであり、60分程度で完結し、キャラクターの魅力が集約されていることが挙げられます。是非プリキュア初心者の皆様は映画版で過去作に触れてみて欲しいと思います。

そんな訳でプリキュア映画全26作品+短編1作品の僕と娘(4歳)の感想を書きました。前提条件としてTVシリーズはHugプリと姫プリを半分くらい、スタプリをリアルタイム視聴している程度の知識です。あと女児向けコンテンツに大人が不満を言うべきではないと思っているので、良い事しか書きません。ただ、実際、映画は良い事だらけでした。

それではいきましょう。
※アホほど長いです。

映画 ふたりはプリキュア マックスハート

映画ふたりはプリキュア・マックスハート (通常版) [DVD]

映画ふたりはプリキュア・マックスハート (通常版) [DVD]

 

記念すべき1作目です。ゲスト声優が野沢雅子さんなので悟空の顔がチラつきます。一方的に利用する関係から始まったプリキュア達と「希望の園」の戦士達ですが、健気に何度でも立ち上がるプリキュアの姿に心を打たれ、利害関係を超えた友情で結ばれる姿が丁寧に描かれているのが最高でした。熱いじゃん。戦闘中の軽口を叩くところからバシッと決めるシークエンスも大好物。プリキュアの大技の迫力も笑っちゃうくらいあって、野沢雅子さんの声に影響され「今観てるのドラゴンボールだっけ?」と錯覚しました。
娘:忘れた!(視聴直後に感想を聞き忘れ、1か月後くらいに聞いた際の回答)
 ※鑑賞当時は娘も最後まで楽しんで観てました。

映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち

またもやゲスト声優に野沢雅子さんで悟空の顔がチラつきます。前作より良い意味でシンプルな構成で、友情に焦点を当てた話なのが良かったです。プリキュア2人の関係を丁寧に描写されていたのでTVシリーズ未見でもキャラクター造形がしっかり把握でき、その丁寧な描写がラストのカタルシスを高めていると思います。有名なプリキュアVSプリキュアのシーンも熱い。熱いというか、エグい。格闘シーンが打撃だけではなく関節技多様(しかも丁寧な描写)なのが最高で、評判を呼ぶのも頷けました。劇場鑑賞時の子供たちと大友(大きな友達)の反応が気になる。シャイニールミナスのキャラクター性が発揮されているのも良かったです。すげぇ達観してた。とても中学1年生には思えない。これからはルミナスさんって呼ぼうと思います
娘:ブラックがカッコ良かった!
 ※しばらくブラック推しでした。

映画 ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!

上映時間がプリキュア映画史上一番短いながらも印象的な作品。構成が前作『MH2』とほぼ同じ。咲のキャラが自分勝手すぎて若干鼻につくなぁと思っていたら、どうやらテレビシリーズとはキャラの描かれ方が違うらしいですね。戦闘シーンは脳みそが追い付かないくらいカット割りが細かすぎて最高ジェイソン・ボーンシリーズの影響かな? なんて邪推したけれど、本作が『ボーン・アルティメイタム』の前年なので、ポール・グリーングラスが本作を参考にした可能性が高いね。コンビネーションシーンも熱い。敵役サーロインの声(速水奨)が良い声すぎてもっと聞いていたかったです。
娘:最後のダンスが面白かった!
 ※敵がちょっと怖かったみたいです。

映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!

今作から応援システムが登場。何も知らない状態で観たのでマスコット的なゲストキャラクターがお笑い芸人ザ・たっちの「幽体離脱~」をやりだした時は思わず「まじかよ」とつぶやいたし、ミラクルライトでの応援演出が「ちょっと、ちょっとちょっと」だったのも思わず「まじかよ」とつぶやいてしまったのですが、娘も「まじかよ」と一緒に笑いながら呟いたので幸せな気持ちになりました。鏡の力でコピーされたダークプリキュア5という激熱の敵、そして各プリキュアの個性を活かした熱い戦闘シーン、更に主人公の強さと純真さに心を動かされ、最終的には敵と主人公が心を通わせる勝利が約束された展開に胸と目頭が熱くなりました。あとミルクさんがカッコイイです。内容の割に尺が足りない。もっと時間をかけて描いて欲しいくらい面白ったです。
娘:ちょっとwwwちょっとちょっとwwwまじかよwww
 ※その日1日ブームでした。

映画 Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ♪

ビックリしたプリキュアであのシーン(観た人なら分かると思います)が描かれた事にビックリしました。えーっ! こんな直接的な描写許されるの!? そりゃ伏線あったから「まさか」と思ったけれど、どうせ暗喩的な描写で済ますもんだと思っていたから、すげぇ直球描写でびっくりしたよ。当時の大友(大きな友達)たちはどんな反応をしたのか気になりました。ヌルヌル動く戦闘描写がカッコイイとか、お菓子でテンションが上がるメンバーの可愛さとか、ショコラのキャラデザの素晴らしさとか、色々見どころはありますが、あのシーンの驚きと、ラストバトルがいつの間にかドリームとムシバーンのタイマンになっている事の驚き(さっきまでメンバー居たのに急に消えたの何で?)(あとムシバーンも急に半裸になったのなんで?)に戸惑いが隠せませんでしたが、まぁ「5」で一番好きなキュアアクアさんが美麗だったので満足です
娘:お菓子が美味しそうだった! お菓子食べたい!
 ※その後ドーナツを買いに行きました。

ちょ〜短編プリキュアオールスターズGoGoドリームライブ

『Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースディー♪』同時上映の5分映画。初のオールスターズ作品です。今や60人(2019年7月現在)のプリキュアも当時は11人。5分の中にギュギュっとオールスターの魅力を詰め込んでおり、オールスターズ映画のひな形が今作で出来上がっておりました。戦闘描写は短いながらシリーズ屈指のスピード感で大興奮。特に『スプラッシュスター』2人がめちゃめちゃカッコ良かったです。もっと見たい! と思わせる魅力で溢れており、今作が切っ掛けで『プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』が作られたのも納得の作品でした。
娘:ブルームとイーグレットがカッコ良かった!
 ※僕が3回くらい繰り返して見たから。

映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!

初の長編オールスターズ映画という事でプリキュアが一同を介するシーンは否が応でも高揚しました。物語も無理矢理な感じは薄く、ちょっと強引なセリフはあるものの、脚本の工夫が見て取れ、オールスターズ作品の割にはスムーズな進行で良かったです。特に各シリーズ所縁の場所に他のシリーズの主人公たちが訪れる構成、そして終盤にその話で絆を深めるシーンが素晴らしいなと思いました。ただ、お祭り感が薄く、割と暗いシーンが多い為に幼児が楽しめるかは微妙な所で、娘の反応も薄かったです。僕(大人)としては敵キャラのデザインと声がツボで、シルバーサーファー(または『ターミネーター2』のT-1000)を思わせる造形が最高にクールだなと思いました。相変わらずド派手なアクションが見れたのも満足だし、ミルキーローズさんのパンチ力に度肝を抜かされました。あれを敵にぶち噛ませばワンパンで終わるんじゃないかな。エンドロールのみんな楽しそうな一枚絵は額に入れて飾りたいくらいの良さに溢れてました。もうずっと見ていたい。
娘:ちょっと怖かったけどミルキーローズのパンチがカッコ良かった!
 ※僕が3回くらい繰り返し見たから。

映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?

まさか『トイストーリー3』の1年前に同様のテーマをプリキュアが既にやっていたことに驚く。教育的な内容なのは嬉しいけれど、遊ばなくなったおもちゃを捨てる立場の大人としては「なんてものを作ってくれたんだよ!」と『トイストーリー3』の時と、これまた同様に思いました。捨てないとおもちゃで溢れるんだよ・・・。許してくれ・・・。つまりディズニーが本作を参考にした可能性は高いです。ピーチがカンフーアクションを体得している衝撃と、その決着がバキみたいで最高でした。思わず「やったぜ」と声に出たね。さすが兄貴と言われるだけのことはある。キュアパッションが強すぎて、あの技を他の敵でも駆使すればあんなに苦戦しなかったんじゃ・・・。あとブッキーが可愛い。ブッキーの可愛さを知れた事が本作最大の収穫でした。最後はもちろんハッピーエンドで満足です。
娘:おもちゃ捨てないで!
 ※攻防戦は今日も続く。

映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!

歴代プリキュアが一同を介し、交流を深めるシーンは何度見てもイイ。この交流シーンだけで60分アニメを作ってくれないかしら。もしくは1クールでシリーズ化を希望します。それくらいずっと見ていたい魅力に溢れていました。過去映画作の登場人物がちょいちょい出てくるのが嬉しい。格闘シーンも相変わらずの迫力で大満足。みんなにしっかり見せ場のある構成なのも良かったです。EDのダンスアニメーションは最高の一言に尽きました。ただハートキャッチ勢のキャラデザがアニメ版と少し違うような気がするのは気のせいだろうか・・・。
娘:最後のダンスが可愛かった!
 ※一緒に踊りました。

映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?

傑作。一つの作品として恐ろしいほどまとまっており完成度の高さに驚きました。さらにTVシリーズ未見でも十分楽しめる内容にまとまっています。ボーイミーツガール的な内容でありながらお姉ショタ要素も含み、色々な楽しみ方が出来る。オリヴィエの成長物語としても過不足なく、ハートキャッチ勢1人1人の魅力もしっかり描けている。アクションシーンも最高の一言に尽きる(特にマリンインパクト⇒よっしゃー!のシークエンスがお気に入り)。物語も激熱でありながら感動的。わずか71分の中に全てが過不足なく盛り込まれた素晴らしい作品でした。監督は後に『京騒戯画』『血界戦線』を手掛ける松本理恵氏。当時、若干25歳での起用だというから驚く他無い。
娘:みんな可愛かった!
 ※本作から娘のハートキャッチブームが始まりました。

映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花

映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花 特装版 [DVD]

映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花 特装版 [DVD]

 

最高。僕がオールスターズ作品に求めている内容がすべて詰まっていました。最初の10分ほどで説明が終わった後はずっとアクションシーン。アクションモリモリてんこ盛りの僕歓喜仕様。映画過去作の悪役が再び立ちはだかる激熱の展開(でも設定上仕方が無いとは言えサラマンダーさんは「お前あんだけ感動的な最期だったのに」と微妙な気持ちになりました)。シリーズの垣根を超えたプリキュア達の交流シーンが多いのが嬉しい。物語も若干シリアスなピンク(主人公)&ブルー(相棒)勢と、コミカルなイエロー勢で子供も大人も楽しめる親切設計。更にプリキュアの絆を描いた内容に胸が熱くなる。すべてのプリキュアに見せ場のあるアクションシーンに加え、すべてのプリキュアのキャラクターが活かされた行動と台詞で最高。あと、スタッフに熱烈なファンがいるのでは? と思えるほどレモネードさんが可愛かったです。そして満腹になるくらいの大技の連発で大満足。伏線回収された丁寧な脚本と、先輩プリキュア達が新人(スイート)を励まし、背中を押し、スイート2人が先輩プリキュア達を立ち上がらせる展開が素晴らしい。ラストは分かっていても目頭が熱くなりました。オールスターズ映画の一つの到達点だと思います
娘:妖精がいっぱい出てくるところとスゴロクが楽しかった!
 ※スゴロクに興味を抱き、手作りスゴロクを作り遊びました。

映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪

映画スイートプリキュア♪とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪ 通常版 【DVD】

映画スイートプリキュア♪とりもどせ! 心がつなぐ奇跡のメロディ♪ 通常版 【DVD】

 

アコとメフィストの親子の物語を軸に、プリキュア達の活躍がバランス良く描かれているのが良かったです。TVシリーズ未見でも、開始10分で登場人物の立ち位置がほぼ把握できる親切設計でありながら、説明台詞がほぼ無いのも素晴らしく、物語にスッと入っていける脚本が秀逸でした。格闘シーンも力が入っており、苦戦しながらも信念で立ち向かう姿に胸が熱くなる。メフィストの「父親は難しい、悪の親分の方がずっと楽だ」という台詞と、アフロディテとの夫婦愛を感じさせるシーンが印象的。あとボコボコにやられたメロディに対して「まだ立てますね」と言い切るクレッシェンドトーンさんマジ鬼だと思いました。
娘:猫ちゃんが可愛かった!
 ※プリキュアより猫派

映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち

映画プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち 通常版 【DVD】

映画プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち 通常版 【DVD】

 

新たなオールスターズ作品として新機軸を見事に描いた。あゆみとフーちゃんの物語を軸にスマイル、スイート、ハートキャッチ、フレッシュら歴代プリキュアの活躍がこれでもかと詰め込まれており、一つの作品として上手くまとまっていました。どんな女の子でも強く思えばプリキュアになれるというメッセージ性が素晴らしく、あゆみとフーちゃんの物語はプリキュア抜きにしても目頭が熱くなる。ただ、どんな方法でもイイから、もっとハッピーエンドにして欲しかった気もしました。「大型客船を街中にぶっ放す」という言葉にすると意味不明な展開が最高。『ワイルドスピード』でも考え付かない想像を絶する展開と、それを難なくいなす初代。台詞はないが存在感は抜群でした
娘:フーちゃんが可愛かった! キュアエコーが可愛かった! 私もプリキュアになりたい!
 ※なれるよ!

映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!

映画スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!  通常版 【DVD】

映画スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ! 通常版 【DVD】

 

日常から非日常へ巻き込まれるドキドキ感。異世界に飛ばされるワクワク感が上手く描かれており、主人公5人の個性も相まって見ていて楽しくなれる作品。アクションシーンも5人の個性が発揮されており、5人全員が見どころがあり、魅力的に描かれているのが素晴らしい。物語も「主人公の過去」と「悲しみを抱えた敵役」がリンクする胸打つ展開が良かったです。牛魔王さんがカッコいいのも捨て置けない。最後はもちろんみんなスマイルのウルトラハッピーなのが良かったです。
娘:私もシンデレラになりたい!
 ※なれるよ!

映画 プリキュアオールスターズ NewStage2 こころのともだち

妖精にスポット当てた、今までにない世界観と構成が新鮮。素直になれないグレルと泣き虫なエンエンと、悪役である影の物語が熱く感動的で、特にラストの光と影を巧みに使った演出が素晴らしかったです。オールスター映画にありがちだった先輩プリキュアが新人プリキュアを引っ張る的な物語じゃないのも工夫が見られ、先輩も新人も同じプリキュアとして諦めずに戦い続ける姿勢で楽しませてくれました。歴代プリキュアの活躍をしっかり描きつつ、ドキドキプリキュアの魅力もしっかり描かれていて、オールスター映画として過不足ない内容。勢ぞろいからの良い意味で大味な展開と戦闘シーンが最高で、「私たちの倒し方は教科書には載っていません!」「私たちは無敵なんだから!」言い切るスマイル勢のカッコよさに痺れました。「間違ったことをしてもやり直せる」と言うとメッセージ性も素晴らしく、キュアパッションキュアビートが言うと深みが違うね。ポスターのエリカの遊び心もイイ。良いことずくめの作品でした。
娘:マスクにバッテン書いて!
 ※妖精のバッテンマスクが気に入ったそうです

映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス

映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス 通常版 [DVD]
 

最高。こんなん泣くわ。まず一つの作品として完成度がとても高いです。序盤で主人公のキャラクター性と背景が描かれ、異変が起き、敵との接見、異世界(過去)へ囚われしまいますが、主人公の背景を知っているから感情移入します。「こんなのずるいよ」と泣きながら、敵の罠だと知りながらその世界に身を委ねてしまう主人公。こっちも「こんなのずるいよ」と思いながら既に泣きそうでした。そして違和感を感じながら脱出を試みる仲間たちと物語が交錯するストーリーもお見事。その中でやはり興奮したのはキュアエース。いきなり登場したと思ったら敵の攻撃を受け止め「この程度の攻撃では私の心はしびれませんわ!」「お見せしましょう…本当の衝撃をいうモノを!」なんて言い切るものだから、か、か、カッコイイ―! ゾクゾクする台詞! 僕もこんなセリフ言ってみたい! と大興奮しました。主人公が立ち直るシーンもめちゃめちゃ激熱。みんな復活した後は「よっしゃ! よっしゃ! これで敵をボコボコにするんだろう!」とワクワクしてしていたら敵の正体がなんとまぁ(正直読めてたけれど)だった。そしたらプリキュアらしからぬガッツリした流血シーンが出てきてビックリ。今まで観て来た過去作もこんなにはっきりエグイ流血シーンは無かったものだから本当にびっくりした。それでも攻撃を受け止めて敵を受け入れるキュアハートが最高に天使でした。そんで存在をすっかり忘れていたミラクルライトで復活し、真の悪役が登場へ乗り込むCGとデジタル画を混在したアクションシーンが激熱。効果的に織り交ぜたアクションシーンで興奮は最高潮へ。この一連のシークエンスだけ5回くらい繰り返し見ました(キュアエースのシーンは7回くらい見ました)。そんで、いろいろあって真の敵を倒してやったぜ! と思っていたら最後の最後にまた泣き所が出てきて不意打ちを食らいました。最高。めちゃめちゃ面白かったです。挿入歌も神曲でオススメ!
娘:泣きそうになっちゃった!
 ※まさか娘も感動するとは。プリキュアの情操教育のたまものかな。

映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち

映画プリキュアオールスターズNew Stage3 永遠のともだち 通常版 [DVD]

映画プリキュアオールスターズNew Stage3 永遠のともだち 通常版 [DVD]

 

NewStage3部作の完結編。過去2作のキャラクターも登場して、3部作の集大成として見事に描かれていました。妖精親子の姿は子供を持った今となれば母親への感情移入してしまい、僕もついつい娘に対して過保護気味になっているので、自分でも気づかないうちに子供の成長の機会を奪っているのかも? と己を省みる切っ掛けになりました。けれど、なんと言っても本作の見どころはプリキュアたちの連携攻撃。これに尽きる。シリーズの垣根を超えた連携攻撃がこれでもかと描かれているのが素晴らしい。戦闘シーンのテクニカルっぷりはシリーズ最高と思えるほど観ていて大興奮。空中戦のスプラッシュスター、可愛いレモネード&ピース、シャイニールミナス&ミント&ロゼッタの防壁連携、ダダンダンみたいなメカアクムに対して大人げないほどのパワープレイを決め込む初代2人、バイキンUFOみたいな乗り物で特攻するアクムに対し「アデュー」ととどめを刺すエースさん、そしてミルキーローズさんの地面をえぐるメテオストライクパンチ(勝手に命名)が久しぶりに観れたのも大興奮。三部作を締めくくるエコーさん再登場で感動と興奮は最高潮へ。大満足の71分。一瞬しか出てこないけれど、パン屋に並ぶキントレスキーさん達の存在感が目に焼き付いてしまった。
娘:ミルキーローズのパンチがカッコ良かった!
 ※僕が3回くらい繰り返し見たから。

映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国バレリーナ

ハピネスチャージ勢のポップな魅力とシリアスかつ重めなテーマのギャップが魅力。ゲストキャラの境遇に涙が禁じ得ず、そのキャラを慕う他のキャラクターたちとの絆の物語が激熱。良くないことだと知りながら、他に選択肢の無いゲストキャラに対し、自分の無力さを痛感しつつ、それでも諦めないキュアラブリーがカッコ良かったです。悪役然とした悪役に対して「怒った」と啖呵を切るハピプリ勢が最高。ド派手な戦闘シーンもハピプリならではの空中戦で良かった。激熱な挿入歌のタイミングもベストオブベストでめちゃめちゃ興奮しました。あと、ハピプリの世界観とふなっしーの親和性に気付いた制作陣は天才だと思いました。全然違和感ない。収まるべきところに収まっている。
娘:ふなっしーが面白かった!
 ※え? そこなの!?

映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪

歴代プリキュアミュージックステーション風に歌とダンスを披露するお話。プリキュアたちが楽しそうに歌って踊ってお話する姿が見れるので娘と楽しんで鑑賞出来ました。TVシリーズの映像も流れるので、ファン歴が長い人ほど感慨深そうな内容。ハピネスチャージのラブリービームを初めて見たのですが、度肝を抜かされた。まさか目からビームを打つとは。サイクロプスかな? 今作の悪役は今までにないくらい緩く、作品全体の空気も穏やか。プリキュア達が終始楽しそうなのが素晴らしい。
娘:たくさん歌と踊りが見れて面白かった! ラブリービームwww
 ※僕がラブリービームを3回くらい観たから。

映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!

3本立てだったので3日に分けて鑑賞した事により、娘も集中して楽しめたようです。東映のCG技術に感動しました。1本目『キュアフローラといたずらかがみ』はただただ可愛い内容で良かった。2本目のメイン作『パンプキン王国のたからもの』はスカーレット様がカッコ良かったので満足。いち早く違和感に気づくスカーレット様ちょーカッコイイ。そして個人的に1番好きな3本目『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』は東映CG技術の素晴らしさ、アクション演出のカッコ良さ、ボロボロになりながらもGOプリ達の諦めない心の美しさが如何なく発揮されていて最高でした。特にアクション演出はアトラクション的な楽しさ、華麗な体術によるカッコ良さ、CGと随所に描かれる漫画チックな演出が最高にエキサイティング。このクオリティで1本長編を作って欲しいと思えるほど楽しめました。
娘:
キュアフローラといたずらかがみ』⇒可愛かった!
『パンプキン王国のたからもの』⇒プリン食べたい!
プリキュアとレフィのワンダーナイト!』⇒かぼちゃちょっと怖かった!
 ※プリン買いに行きました。

映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!

ミュージカル風の作品で、歌が好きな娘も楽しんで鑑賞出来ました。全てのプリキュアの活躍の描写が無いのは残念でしたが、TVシリーズ未見の身としては、いろいろなプリキュアのキャラクター性が見れて楽しかったです。ピーチ、ブロッサム、メロディ、ハッピー4人がチームを組むシーンが特にお気に入り。ドタバタ感が良い感じで、このチームで単独の話を作って欲しいくらい好き。キュアエコーの登場も嬉しい。ラストはみんなで歌って踊って大団円。ミュージカル路線の集大成とも言える作品でした。
娘:お歌がいっぱいあって楽しかった! ラブリービームがまた見れて良かったね!
 ※良かったです

映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!

傑作。60分ほどの尺の中にギュギュっとモフルンの可愛さを詰め込んだ最高に可愛い作品。モフルン可愛い。ちょー可愛い。そんな可愛いモフルンがプリキュアになった途端キレッキレのアクションとド派手な技を連発するギャップが最高。「モフルンはちょっと怒ってるモフ」の台詞から繰り出される激熱の戦闘シーンはプリキュア戦闘名場面集の上位に名を連ねるのは間違いない。何度でも観ていたくなる脳に良いアクション。終盤の怒涛のフォームチェンジと大技の連発は、何が何やら分からなくて脳が追い付かないけれど、アドレナリン大放出で最高プリキュア映画史に残る最高にエキサイティングなシーンでした。物語も丁寧な伏線が貼られていて楽しめ、モフルンとみらいの絆が随所に感じられる演出が良かったです。はーちゃんの天真爛漫さと、変身後のフェリーチェのフィジカルアクション連発っぷりのギャップも最高。まほプリ未見でもこれだけ楽しめるのだからすごい。オススメ!
娘:モフルン可愛い! 他の熊と踊って歌うところと滑り台滑るところが好き!
 ※熊たちとの交流シーンがお気に入りで何回も観て笑ってました。

映画 プリキュアドリームスターズ!

今作から3世代のプリキュアが活躍するクロスオーバー作品になり、登場人物を絞る事で物語とキャラクター同士の交流をしっかり描くことに成功、更にプリキュア映画名物のミラクルライトでの応援も随所に展開される工夫を凝らしており、子供を楽しませたいというサービス精神が溢れた演出が最高でした。物語も素晴らしく、ゲストキャラクターの成長をプリキュアたちとの交流を交えて描くことで最後まで目が離せない内容。TVシリーズではあまり物理攻撃をしない(らしい)プリアラ勢も本作では迫力あるアクションを魅せてくれ、また和を基調とした世界観とCGへ転換する流れが素晴らしいの一言に尽きる。などと尤もらしい事を並べましたが、本作最大の見どころはゆいちゃんに壁ドンするあきらさん。最高。あと五月雨が強すぎて最高。敵ながら、もうちょっと活躍を見たかったです。オールスターズ映画の新機軸を打ち出すことに成功した良作。監督は後に大傑作『映画 HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』を作り上げる宮本浩史氏。個人的に最も次回作が見たい監督の一人
娘:ホイップちゃんとワンちゃんが可愛かった! またプリキュアホテル泊まりたい!
 ※プリキュアホテル(池の平ホテル)に泊まった時に観たので、良い思い出になりました。

映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!

TVシリーズ未見なので何となくな感覚ですが、プリアラのポップでキュートな世界観(空気感)を上手く取り込みつつ、監督/土田豊の個性がこれでもか発揮された作品なのではないでしょうか。作品全体に流れる良い意味でシリアス感ゼロな空気と、隙あらばネタを挟み込んでくる姿勢が素晴らしいです。この空気感とネタにハマれるかが作品の評価の分かれ目だと思いますが、個人的にはハマりました。特に変身後の動物を変えられてしまうシークエンスはアイディア満載で非常に面白ったです。弱みを強みに替える展開もメッセージ性があって素晴らしい。あとパンダのゆかりさんが超キュート。キャラクターの魅力をこれでもかと詰め込んだ良作。プリキュア映画史上、最も楽しい作品だと感じました
娘:お菓子のお家が美味しそうだった! トレビアーンwww
 ※娘と真似して楽しかったです。

映画プリキュアスーパースターズ!

 Hugプリ主人公の過去と、約束をテーマに教育的な内容。ドタバタ的な描写が楽しめる前半、他のプリキュアたちとの交流が楽しめる中盤、熱いバトルが繰り広げられる終盤、とバランスの良い構成。特に終盤の炎の中で繰り広げられる攻防戦はビジュアル面で言えば過去最高のカッコ良さで、キュアエールさんのアッパーカットもえげつない程の迫力で最高したが、その後にくり出されるプリアラの必殺技の世界観とのギャップが凄過ぎて脳が混乱しました。でも一番好きなのは先輩と呼ばれて喜ぶはーちゃん。はーちゃんの「はー」の声に癒しの効果があることは定説ですが、本作でも如何なく発揮。エンドレスで聞いて脳を融かしたいです。
娘:Hugプリのみんなが久しぶりに見れて面白かった! メロンパン食べたい!
 ※メロンパン買いに行きました。

映画HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリー

僕の中で最高傑作です。
別記事で熱っぽく語っています。

ykymf.hatenablog.com

ykymf.hatenablog.com

 娘:モフルンが追いかけてくるところとハリーが引っ張られるところが面白かった!
 ※DVDで何度も見返して笑ってます。

映画プリキュアラクルユニバース

〝応援〟を全面に押し出す事で子供たちを飽きさせない工夫が良かったです。隙あらば百合ってるあきゆかコンビスクールカースト図みたいなビジュアルの必殺技、ニョキニョキ連なるように増殖する歴代プリキュア、金の身体で長時間一定の動きでもがき苦しむ主人公などシュールな描写が目白押しなのも素敵でした。
娘:いっぱい応援するのが楽しかった!
 ※一緒に映画館で応援出来て良い思い出になりました。

映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて

ykymf.hatenablog.com

 娘:プルンスがミラクルライトを4本持って応援しているところが面白かった!

 

以上です。

僕たちと同じようなプリキュア初心者にオススメしたいのは
単発映画
ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』
ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』
魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』
オールスターズ映画
『映画HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』
プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』
プリキュアドリームスターズ!』
このあたりはプリキュアを知らなくても楽しめる内容だと思います。実際初心者の僕も楽しめました。

 

これはあくまでも僕(と娘)の個人的な感想になりますので、異論反論あってしかるべきだと思います。人それぞれに好きな作品があり、人それぞれに好きなプリキュアがいる。それだけ長く愛される作品であるプリキュアというコンテンツを、娘と共有出来たこと、一緒になって楽しめたことがとても充実した幸せな時間でした。ありがとうプリキュア。これからも楽しくエキサイティングで幸せな作品を作り続けて欲しいと思います。