これでもくらえ、くそったれ

愛を語る場所だよ。

眼鏡ブランドの本格眼鏡店に行く前に

眼鏡屋へ行く前に準備しておくと良い事、知っておくと良い事、店員さんとの付き合い方について書いてみようと思います。ただ眼鏡屋へ行けばいいだけの話ですが、本格眼鏡屋の入りにくさに躊躇してしまう僕のような小心者は、これを読めば心の準備が出来ると思います。

 ●イメージを固める
どんな眼鏡を買うかイメージを固めておくことは大切です。イメージも無く眼鏡屋に行って、ただ漠然と見るだけでは効率が良くありません。せめて「仕事用orプライベート用」「メタルフレームorセルフレーム」のどちらかくらいは決めてから行きましょう。
ただ固めたイメージに固執し過ぎるのも危険です。イメージ通りの眼鏡が似合わないことは往々にしてあります。また、よく陥りがちな事で「私はスクエア型しか似合わないから」等の、今かけている眼鏡の形に固執することもやめた方がいいと思います。せっかく本格眼鏡を買うのであれば、今までのイメージに固執せず、色々な眼鏡の形も試して欲しいです。また、良い眼鏡が多すぎるor決め手に欠ける等の迷子状態になった場合、イメージに囚われずに他の眼鏡を試してみると、不思議と今まで欲しかった眼鏡のイメージがより強固なモノになり、迷いが消えることがあります。イメージは大切ですが、固執せずに色々試すのが一番です。

●試着の時は両手で持ち、両手でかけ、両手で外し、両手で置く
眼鏡屋の眼鏡は全て試着が可能です(超高級店は分かりませんが)。しかし眼鏡ブランドの本格眼鏡は3~5万ほどする高価なモノです。マナーとして取扱いには最低限の注意が必要です。試着の際は必ず両手で持ち、両手でかけ、両手で外し、両手で置きましょう。片手で取り扱うとフレームのゆがみに繋がります。必ず全ての所作を両手で丁寧におこなってください。

●店員さんとの付き合い方ついて
・1人で見ることはほぼ不可能(?)
お店に入ると、ほとんどのお店では必ず店員さんが話しかけて来ます。だいたい「何かお探しのモノはありますか?」「どんなイメージをお探しですか?」等と聞いてくると思います。一人でじっくり見たい場合は「ちょっと見に来ただけなので大丈夫です」と一人で探したいオーラを出せば、だいたいの店員さんは適度な距離を置いて話しかけることは無くなると思います。ただ、完全に1人になることは中々ありませんでした。必ずマークされます。万引き防止などの意味もあると思うので、これは仕方が無いと思ってください。

・イメージを伝えるといろいろ持って来てくれる
ただ本格眼鏡屋の場合、店員さんにいろいろ聞いた方が楽しいので、思い切って眼鏡のイメージを伝えましょう。するといろいろな眼鏡を持って来てくれます。片っ端から試してみて下さい。この方法の利点は、表に出ている眼鏡以外も持って来てくれるところです。眼鏡屋の表にディスプレイされている眼鏡はほんの一部に過ぎません。出しきれない眼鏡が大量にしまわれています。表に無い眼鏡が気に入ることもざらにありますので、是非店員さんへ相談してみましょう。僕の場合は正直に「今回初めて本格的な眼鏡を買おうと思って探してます」と伝えたところ、そのブランドがどんなブランドなのか、どんなイメージの眼鏡なのかを丁寧に説明してくれる店員さんが多く、とても勉強になりました。

・試着したら店員さんにも見てもらおう
眼鏡の試着をしたら自分だけ鏡で見るのではなく、店員さんにも見てもらいましょう。恥ずかしいと思いますが我慢して下さい。何故なら、掛けた時の「目の位置」「鼻当ての位置」などのチェックはプロにしてもらった方がいいからです。かけた時に何か違和感があるなら店員さんに「かけ方はこの位置で大丈夫ですか?」と確認してみて下さい。似合う似合わない以前の問題として、眼鏡によっては大きすぎたり小さすぎたり、鼻当ての位置が合わなかったりしますので、必ず店員さんにも見てもらった方がいいと思います。もちろん、似合う似合わないの評価を聞いてみるのも良いと思います。

・気に入ったモデルはカードにメモしてくれる
色々なモデルを試した後に、気に入ったモデルがあったら「モデルを控えさせてもらってもいいですか?」と伝えましょう。だいたいの店員さんは「ではカードに書きますね」とお店のカード(または名刺)に書いてくれます。気になったモデルを忘れないためなのはもちろん、これは退店への流れをスムーズにする手段としても有効です。

 ・退店の時は「ありがとうございました。参考にします」と言う
いろいろな眼鏡を出してくれたのに買いもせずに退店するのは気が引ける、という僕のような小心者には有効なセリフです。店員さんがどんどん眼鏡を出して、ますます帰りずらい雰囲気の時は、先述の「モデルを控えさせてもらってもいいですか?」と一緒に使えばスムーズに退店することが出来ます。オススメです。

 ・いろいろな店員さんに話しかけよう
店員との付き合い方は、店員の質や自分との相性によるところが大きいので、一概には言えません。僕はかつて、とある店員に「本格眼鏡初心者です」と伝えたところ、高圧的に「初心者はここらへんから選べばいいじゃないですかね」みたい態度をとる店員もいることにはいました。土地柄なのか、ハイブランドしか取り扱っていないことの自負なのか、初心者の僕に対して適当な接客をしてきた店員もいました。ただ9割の店員さんは、本当に親切丁寧な接客で、いろいろと教えてくれました。また、当たり前の話ですが、店員さんによって感性も違います。自分と同じ感性で眼鏡を勧めてくる店員さんもいれば、違う感性の眼鏡を勧めてくる店員さんもいます。違う感性の店員さんの方が視野が広がり、思わぬ発見や出会いをすることもあります。僕は一度「店員さんが僕に似合うと思う眼鏡を条件無しで選んで下さい」とお願いしたことがありました。そうして持って来てくれた眼鏡は僕なら絶対に選ばない、僕のイメージとはかけ離れた眼鏡でした。ですが試着してみたところ、思いのほかしっくり来て、試着の写真を家族に見せたところ高評価を貰ったことがあります。さすが眼鏡のプロだなぁと驚きました。恐れずにいろいろなお店に行って、いろいろな店員さんに話しかけてみてください。必ず貴方にぴったりな眼鏡にたどり着けるはずです。